分かれ

 

【わ行】
分かれ

不動産業界で使われる用語の意味としては、不動産取引(主として売買)の媒介報酬を配分すること、あるいはその際のルールをいう。

一つの取引に対する媒介報酬は、売り手と買い手が支払う報酬の総額であるが、複数の宅地建物取引業者が取引に関与した場合には、その配分を決めなければならない。

配分についての決まったルールはないが、取引に当たっての貢献度に応じて配分されるのが通例である。
例えば、売り手・買い手が異なる業者に取引の媒介を依頼して成約すれば、一般的には、それぞれの依頼者が支払う報酬をそれぞれの業者がそのまま受け取るという「分かれ」となる。

不動産媒介手数料
不動産業者の媒介行為によって 「売買契約が成立したとき」 に必要となります。不動産業者がどんなに手間をかけたとしても、売買契約に至らなければ売主や買主から媒介手数料をいただくことはできません。
媒介手数料の速算法は一般に 「3%+6万円」 として知られているでしょうが、平成16年4月1日の消費税総額表示実施に伴う国土交通省告示の改正により、「3.24%+64,800円」(売買価額が400万円を超える場合)というのが現在の速算法(消費税が免除される事業者を除く)です。もちろん「3%+6万円」の後に消費税を加えても必ず同じ結果になります。

不動産媒介手数料
200万円以下の部分 5.4%
200万円を超え 400万円以下の部分 4.32%
400万円を超える部分 3.24%

ただし、これはあくまでも媒介手数料の上限額 (最高限度額) であり、この額を “支払わなければいけない” というものではありません。

カテゴリー: 不動産取引

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です